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今日は、ちょっぴりマイナーな内容かも?我が家のやぎーずの毛 ブラッシングについていろいろとまとめてみました。タイトルそのままっ。ヤギの毛に関しては、実は、飼い始める前にあんまり考えてなかったデメリットがあったコトも告白~。
目次
雌ヤギむぎちゃんの毛
毛の色
むぎちゃんの毛色は茶色がメイン。一部、顔の周辺と足や背筋が黒で、おなかは白。この色の特徴やずんぐりむっくり体型からすると、むぎちゃんはトカラ系でしょうか~?チャームポイントは鼻筋にある白いナンバー1。
毛の質
むぎちゃんの毛質は、上毛(うわげ/オーバーコート)と下毛(しもげ/アンダーコート)の2種類に分かれてるダブルコートです。上毛はさらさらストレートで、下毛はモフモフ綿毛。あったかそぉ~。
撥水性
ヤギの毛は撥水性がないから雨や雪で濡れたらぺちょペちょ。だからやぎーずは雨や雪が降ってるとおでかけしたくないし、しょんぼりしちゃうんだ~。雨上がりに水たまりが残ってるときは、ちゃんと避けて歩いたり、ジャンプで飛び越えたりします。
耐暑性と耐寒性
北海道でも暑さ寒さの厳しさは地域によって違いますが、我が家の森では、夏は涼しく30度にとどくのはほんの数日、冬は厳しく―20度くらいまで下がります。屋外で暮らすやぎーずにとっては、1日中マイナス気温が続く1~2月が一番ツライ時期かも~。
で、ヤギの耐暑性や耐寒性が実際どうか?というと、個体によっても違うし、環境によっても変わるようです。温度コントロールされた屋内で暮らしてると、ヒトもヤギも耐暑性や耐寒性を失っていくけれど、屋外で暮らしてると、ある程度は気温変化に順応~。
だからって、ヒトもヤギも酷暑や酷寒はイヤなもの。
むぎちゃんのルーツは不明なのですが、トカラヤギだとすれば、出身地は鹿児島のトカラ列島、というコトは南方系。むぎちゃんが寒がりなのは、そのせいか~?特に、冬のはじまりは体が慣れてなくてブルブル~。耳先も冷た~くなって小屋にとじこもります。
なのに、なぜだか暑さにもちょ~弱い。暑いときは日陰にいても息が荒くなってハアハアゼイゼイ食欲も減退。コレってずっと変わらないから、体質?有色ヤギは太陽熱を吸収しやすいから白いヤギより暑いのかなぁ~?ホントにトカラ系
夏毛と冬毛(換毛)
ヤギは、換毛と言って、夏と冬で毛が生え変わります。気温変化に対応するために、秋になったら冬毛が生えてモフモフに、夏になったら冬毛が抜けてスッキリ。冬のストレートヘアは夏より長いし、よくよく見ると細かく波打ってて、断熱性がありそ~。
むぎちゃんの毛の抜け方は2段階方式。
STEP1:雪解けの3月から新緑の6月上旬頃にかけて下毛が抜けます。
STEP2:初夏の6月から盛夏の7月下旬頃にかけて上毛が抜けます。
結局、むぎちゃんの換毛期はトータルで4か月くらい。長~っ。北海道のゆったりとした気温上昇に合わせて、時間をかけながら慎重に衣替えしてるのかな~?換毛中のむぎちゃんは、ボッサボサでみすぼらし~くなっちゃいます。
むぎちゃんの場合、冬毛がぜんぶ抜けきったら、夏の間は短いストレート上毛だけ。モフモフ下毛は完全になくなります。そして、夏毛の色は全体的に白っぽい感じ。コレってやっぱり、太陽熱を吸収しにくくするための暑さ対策?
おハゲ
換毛期のむぎちゃんは、時々ところどころ顔の周辺が禿げます。皮膚病かって心配になるけれど、しばらくするとちゃんとまた生えてます~。
年中ずっと消えないおハゲも2か所あります。どちらのお禿げも今のところ大きな問題はなさそうなのでとりあえず放置してます~。
おヒゲ
ヒトの場合は雄だけヒゲが生えるけれど、ヤギの場合はオスでもメスでもヒゲが生える個体は生えてます。むぎちゃんは女の子ですがストレートのおヒゲ~。しかも、けっこうなスピードで伸びる伸びる長老風。おヒゲが長いと食事や水飲みのジャマだし、ヤギのヒゲって役目不詳だし、厳寒期には凍り付いて冷たい・・・。なので、1年に1回くらいカットしちゃいます。 ホント、ヤギのヒゲって何のために生えるんでしょ~???
雄ヤギじろ君の毛
毛の色
じろ君の毛色は、頭のてっぺんからつま先まで真っ白ピュアホワイト。あ、足まわりがクリーム色してるのは・・・ヨゴレ~。体格やずんぐりした体型からすると、シバヤギ系かな~?実は、じろ君も出生バックグラウンドについてよくわかってません。
毛の質
じろ君の毛質はさらさらストレート。でも毛足が長いからちょっぴりカシミア風でもあります。ただ、冬でもなぜだかモフモフの下毛がほとんど生えないシングルコート。
耐暑性と耐寒性
モフモフ下毛のないじろ君はやっぱり寒いのか、氷点下のときに外へ出るとへっぴり腰になっちゃいます。それでも、冬は夏よりもロングヘアになるし、よ~くよく見ると1本1本がやや波打ってる感じ。そうすることでより空気を含ませて断熱性を高めてるのかなぁ。
寒さが苦手なじろ君ですが、逆に夏の暑さはかなり得意。むぎちゃんがゲンナリしてても、じろ君はたいてい平気な顔で草食みしてます。食いしん坊だから快適さより食欲の勝ち?もちろん、熱射病になるような炎天下はヤギにもヒトにもNGです。
夏毛と冬毛(換毛)
上毛だけでも冬はやっぱりフワモコなじろ君。そして、換毛期の春にはやっぱりじゃんじゃん冬毛が抜けます。夏も冬も色が変わらずピュアホワイトだし、毛質だって直毛のままだけれど、季節の変わり目に毛が生え変わる、ということはシングルコートでもやっぱり夏毛と冬毛では断熱性が違うんだ~。
むぎちゃんよりかなり短期間で、4~5月にまとまって脱毛してくれるのが大助かり。
さらに、じろ君は、冬毛が生えるタイミングも突然。ある秋の夜に気温が急降下すると、翌朝には別ヤギかってくらいモフモフになってます。
おハゲ
じろ君もやっぱり、ところどころ禿げるコトがあります。どのお禿げも今のところは問題はなさそうなので放置してます~。
おヒゲと前髪
小さい時は前髪もおヒゲもなかったじろ君でしたが、大きくなるにつれてだんだん伸びてきました。
毛の伸び方は栄養状態にもよるようですが、まさかこんなになるとは~。 特に前髪がチャーミングなクルクルおばさんパーマ風。 伸びに伸びて、ついには前が見えないコトに~。なので、ちょきんとカットしました。
がっ、それ以来、前髪はどういうワケだかストレートっぽく変身。 せっかくのじろ君のチャームポイントがぁ~~。
おヒゲのほうはカットしても変わらない感じで伸びてきます。そろそろまたボーボーになってるし、雪氷の季節にもなってるし、2回目のおヒゲカットしよっかな~。
じろ君の前髪をカットするビフォーアフターの様子は下の記事でどうぞ~。
ヤギのブラッシング
我が家ではヤギを飼いはじめる前に、ヤギを飼うことによるデメリットについていろいろ考えてたつもりですが、あんまり深く考えてなかったコトが1つありました。それは・・・、『抜け落ちる大量のヤギ毛をどうするか』という問題。
特に屋外やぎーずの場合、冬毛から夏毛に変わる換毛期の脱毛量がハンパないッ!抜けたヤギ毛をそのまま放っておくと、そこら中が毛だらけ~。
なので、換毛の期間、我が家では毎日やぎーずをブラッシングします。時間かかってしょ~がない作業ですが~。ヤギをブラッシングする理由はほかにもいろいろあります。
ヤギをブラッシングする理由
・抜け毛の季節はかゆそうにするから。
・スキンシップをとることでヤギと仲良くなれるから。
・ゴミや汚れを落とせるから。
・毛並みがきれいに整うから。
・ノミチェック&ダニチェックする機会になるから。
・皮膚トラブルがないかチェックする機会になるから。
・毛を集めて利用できるかもしれないから。
・ブラッシング好きなヤギに要求されるから。
ヤギをブラッシングしないと
・そこらじゅうが抜け毛だらけになる。
・体を触られることに不慣れなヤギになり健康管理が難しくなる。
・毛並みがボサボサになり、特に毛足が長いと絡まって毛玉になる。
・毛玉にゴミや糞尿がついて不潔になり、皮膚トラブルの原因になる。
・毛玉を自分で食べて毛球症になるかもしれない。
・他の方法でチェックしない限り、ノミやマダニに刺され放題になる。
・他の方法でチェックしない限り、皮膚トラブルを見過ごしてしまう。
いろいろ考えてみると、ヤギの健康管理のために、ブラッシングはやっぱりしたほうがいいのかも~。
マダニについての記事は近々アップする予定です~。
おすすめヤギ用ブラシ
ヤギのブラッシングにオススメなのは携帯用ワンタッチヘアブラシ。ゴムが柔らかくて、ぐにゃりと外側に開けるコトが大事なポイント。上毛でも下毛でも、抜けた毛を毛玉状にまるめてブラシから簡単に取り除けます。100円ショップで入手できるし、コスパ最高~。
犬用ブラッシングブラシもいくつか試しましたが、どのタイプも抜け毛が目詰まりしたままブラシから取れなくなってダメダメでした~。
https://item.rakuten.co.jp/joyful-select/006001001/
ちょっぴりお値段お高いですが、こんなふうにワンプッシュ式でパカっと毛が取れるグルーミングブラシなら便利かも~。
https://item.rakuten.co.jp/kurosu/upa1442/
ブラッシング中に静電気が発生して抜け毛がまとわりつくときは、このペット用静電気防止スプレー。無農薬成分なので安心です。
ヤギはブラッシング好き?嫌い?
いざ、ヤギをブラッシングしようというとき、1つハードルが。飼い主がブラッシングで健康管理しようと思ったって、ヤギがブラッシングをされたいかどうかは別問題なワケで~。未知の物体に警戒するヤギ、体を触られるのが苦手なヤギ、ブラッシングに対する反応はヤギの性格によっていろいろ~。
【雄ヤギじろ君の場合】
じろ君はブラッシング好きで、毎晩食後にブラッシングしてもらえるのを期待して待ってしまいます~。順番がくるとうれしくって大興奮。おしりをど~んと押しつけてきたり、ほかに掻いてほしいところがあると鼻先で指示を出したり~。ブラッシングをはじめてから、じろ君とより仲良しになれたような気がします。
【雌ヤギむぎちゃんの場合】
じろ君をブラッシングしてると、うらやましそうにジト目で見るむぎちゃん。なのに、むぎちゃんはブラッシング大、大、大キライ。ブラシを持って近づくと、とにかく嫌がって逃げ回ります。ホントはブラシでブラッシングしたいけれど、どうしてもイヤらしいので、しかたなくブラシは使わず、ゴム手袋をはめた手で摩擦力を使って毛をこすり集めます。
ヤギの抜け毛の量
1シーズンでヤギの毛がどれだけ抜けるか?というと、小さめの段ボール箱にふわっと1つくらいでしょか~。ときどきサボったりするし、毛は常に抜けてるし、顔とか足とか細かいところまではブラッシングしていられないので、ぜんぶはカウントできませんが。今年ブラッシングで集められた山羊毛の量は、こんな感じです~。
ヤギの毛の利用方法
さて、ブラッシングして集めたヤギの原毛をどうするかデス。羊の毛を利用するのと同じく、山羊毛だっていろいろと利用できるようなので、我が家でも少しずつ試してます。山羊毛の処理方法と利用方法については、また別の記事でアップしたいと思います~。
ヤギを飼うほかのデメリットについては下の記事をご参考に~。
ヤギのグルーミングについてはコチラです~。