ハローやぎーず

~ヤギの里親募集ブログ~

ヤギの糞

*本ページはPRを含みます。

今日は、我が家のやぎーずのうんちについて。

お食事中の方はご注意を~。f:id:helloyagies:20190322113805p:plainf:id:helloyagies:20190322113805p:plainf:id:helloyagies:20190322113805p:plain

 

目次

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plainヤギのうんちってどんなうんち?f:id:helloyagies:20190325200931p:plain 

ヤギのうんちはポロポロうんち。ただし、仔ヤギの時は、ヒトの赤ちゃんと同じで、ミルクを飲んでるので、やわらかいぺちゃぺちゃうんちf:id:helloyagies:20190320104834p:plain

 

じろ君が我が家にやってきた時は生まれて4か月くらい。なのに、まだお母さんと一緒にいて母乳を飲んでたので、ぺちゃぺちゃうんちでした~。到着するまでの道中でおもらししたウンチで、じろ君はぺちゃぺちゃまみれ~!f:id:helloyagies:20190405200815p:plainf:id:helloyagies:20190322111604p:plain 我が家にきて草だけ食べるようになると、だんだんと大人のむぎちゃんとおなじくポロポロになってきました!f:id:helloyagies:20190327212230p:plain

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-仔山羊

ぺちゃぺちゃまみれで到着したじろ君

やぎーずのぽろぽろウンチはけっこう堅くて、表面がチョコベビーみたく何かでコーティングされてるような感じ。乾燥してると長いあいだ崩れないで形を保ってます。雨にぬれると崩れやすいけれど、そのあと乾くとまた堅いポロポロになってるのがフシギ~やぎーずが踏まない場所なら、雨や雪がやんだあとで乾いてからまとめてお掃除します。f:id:helloyagies:20190327211008p:plainf:id:helloyagies:20190322144954p:plain

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんちの形 f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

むぎちゃんのうんちは、俵むすび型というか、ペレット型というか、乾燥納豆型というか。妙に長細いカプセル型もあるし、片方が細い座薬型もあるし、2つがくっついたようなヒョウタン型もあったり。時々、まんまる型のも登場します。

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-形状-むぎちゃん

むぎちゃんのうんちは硬くて崩れにくいし、あんまり踏みつぶさないから、小屋もキレイ。朝一はこんな感じで小屋の中の何カ所かでまとまってたり、小屋の外にも散らばってたりします。f:id:helloyagies:20190405200400p:plain

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-形状-むぎちゃん

対してじろ君の小屋。f:id:helloyagies:20190322102639p:plainf:id:helloyagies:20190322102639p:plainf:id:helloyagies:20190322102639p:plainきちゃなぁ~い!!f:id:helloyagies:20190327134540p:plainf:id:helloyagies:20190324131737p:plainf:id:helloyagies:20190323055953p:plain ザ★男の子の部屋~!って感じ。性格かなぁ~?

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-形状-じろ君

じろ君のポロポロは、はじめの頃、まんまるに近いチョコボールだったけど、7~8カ月令くらいからむぎちゃんみたいな俵むすび型に近いのが多くなりました。むぎちゃんのよりも柔らかくて踏まれるとすぐに崩れちゃいます。

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-形状-じろ君

水分の多い草ばかり食べてると、うんちも水分たっぷり。粒々がくっついて、こんなおはぎうんちになります。

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギの糞-生草-おはぎうんち

生草をたくさん食べたときに出るおはぎうんち

やぎーずのうんちの形は、個体によっても、食べ物や体調によってもいろいろ。これからもよく観察して、またちがった形の糞を見つけたらアップしたいと思います~。

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんちの大きさ f:id:helloyagies:20190325200931p:plain 

ヤギのうんちのサイズは、エゾシカのうんちよりだいぶ小さめの15㎜前後。小さい時は小さくて、体が大きくなると少し大きくなるみたいです。

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-大きさ-シカ糞-比較

これはエゾシカの糞

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんちの色 f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

やぎーずのうんちの色は、基本的に茶色っぽい。たべるものによって、黄色っぽくなったり赤っぽくなったり黒っぽくなったりするみたいです。食事の他にも体調とか、どういう具合でうんちの色が変わるのか?とかも、これからじっくり観察して、加筆更新したいと思います。f:id:helloyagies:20190405200309p:plainf:id:helloyagies:20190322104335p:plain

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんちの出し方 f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

ヤギは、まず先におしっこをしてから、すぐあとにうんちをすることが多いです。そして、うんちはなぜか2回で1セット。1回ポロポロ~ってしてから、1~2分後にまたポロポロ~。f:id:helloyagies:20190330214413p:plain そのポロポロうんち、お尻から出てくるところがまたおもしろくて~。f:id:helloyagies:20190320111419p:plainf:id:helloyagies:20190320111419p:plain うんちをする時はしっぽをぴ~ん!と上にあげるから、すぐに『きたっ!』ってわかるし、お尻の穴が丸見え~f:id:helloyagies:20190323105130p:plain うんちはミンチのお肉みたいにプリプリ押し出されます。最後に1粒、2粒、キレの悪いのがお尻にくっついてたりして。f:id:helloyagies:20190322103118p:plainf:id:helloyagies:20190320110053p:plainf:id:helloyagies:20190320110053p:plainf:id:helloyagies:20190320110053p:plainf:id:helloyagies:20190321054951p:plain

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-排泄-じろ君

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんちのニオイ f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

ヤギのうんちは、ほぼ無臭で優秀f:id:helloyagies:20190322134630p:plain あッ、でも、お尻の穴が開いてる瞬間に、時々ぽわ~んとニオイが漂います。きっとポロポロ出すときにおならも一緒にしてるぅ。音は聞こえないけどね~。f:id:helloyagies:20190322113031p:plainf:id:helloyagies:20190322114013p:plainf:id:helloyagies:20190322120654p:plainf:id:helloyagies:20190322115414p:plain

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんち掃除 f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

やぎーずのポロポロはお掃除しやすくて最高~f:id:helloyagies:20190319092915p:plainf:id:helloyagies:20190319094924p:plainf:id:helloyagies:20190322102931p:plain よく乾燥したポロポロをほうきで掃けば、勢いよくちりとり越えてどこかへすっ飛んで行っちゃうので、やさしくコロコロ~。それに、乾燥ポロポロはつまんでも手が汚れないところがイイ~!1粒、2粒の取りこぼしは、お掃除道具とりだすのが面倒だから手で拾っちゃいます。もちろん“作業手袋履いた手”ですよ~。寄生虫の卵がいるかもしれないから、さすがに素手では触りませんっ。f:id:helloyagies:20190325220709p:plainf:id:helloyagies:20190327204003p:plain

 

ずっと挑戦してるのは、ポロポロキャッチ!地面に落ちるとあちこち散らばっちゃうので、チャンスあらば、ちりとりで受け止めようとします。がっ、落ち着きのないやぎーずはウンチの最中もじっとしてはくれない~。おしりにちりとりをくっつけると、『や~め~て~~っf:id:helloyagies:20190320105322p:plainって逃げられます。f:id:helloyagies:20190405200623p:plainf:id:helloyagies:20190320104745p:plain

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-排泄-むぎちゃん

雪の上で凍りついたポロポロはホウキとちりとりでは取りにくいので、移植ごてとか角スコップとか、金属製の道具で拾い取ります。ただ、気温がマイナスでもおひさまが当たるとポロポロの周辺だけ雪が溶けていることがあって不思議~。コレは、うんちが黒っぽいからお日さまの熱を吸収して輻射熱を発しているのか?はたまた、反芻動物の糞だから発酵熱を出してるのか?それとも両方の相乗効果なのか?いずれにしても、雪上のうんちは見つけやすいし、お掃除しやすくてありがたいのです~。拾う前に雪に埋もれてしまったうんちは、雪解け後にまとめて拾います。f:id:helloyagies:20190327202440p:plainf:id:helloyagies:20190405200855p:plain

 

砂利の上に落ちたうんちは指でつかもうとしても石と石のスキマから下へと落ちていくから、ちょっぴりヤッカイ。f:id:helloyagies:20190325225314p:plainf:id:helloyagies:20190323060020p:plain大きめのピンセットか、小さめの食品トングを使うと一粒ずつスムーズに拾えます。でもコレ、かなり地味な作業。。。だからやぎーずにはなるべく砂利の上を歩いてほしくないのです~。f:id:helloyagies:20190405200550p:plain

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-掃除用具-100円ショップ-拾いやすい

100円ショップで購入した食品用トングがヤギの糞拾い道具としてお役立ち!

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain ヤギのうんちの量 f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

我が家のヤギ1頭が一日に出すうんちの量はこんな感じ。4㎏くらい。それだけ食べてるってコトですね。食べこぼした植物も一緒に掃き集めてます。

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-1日-排泄量-重さ-堆肥

小屋の中に散らばってるうんちと、小屋の外に散らばってるうんち2頭分を、ホウキとチリトリで掃き集めて、f:id:helloyagies:20190321082754p:plainトレーに入れて、f:id:helloyagies:20190321082754p:plain堆肥場に持っていって、f:id:helloyagies:20190321082754p:plainばら撒くとf:id:helloyagies:20190321082754p:plainこんなふうにうっすら1㎡くらいに広がります。

ハローやぎーず-ヤギの健康管理-ヤギ糞-1日-排泄量-堆肥

日中を森や野原で過ごしてもらうと、その時間に出るやぎーずのうんちはその場に放置しておけるので、うんち運びの作業が楽になって良いです。f:id:helloyagies:20190320105125p:plainf:id:helloyagies:20190405215915p:plainf:id:helloyagies:20190405215915p:plainf:id:helloyagies:20190405215931p:plainf:id:helloyagies:20190322112701p:plain

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain 燃料としてのヤギのうんち f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

ヤギのうんちは貴重な資源。捨てたら絶対もったいナイf:id:helloyagies:20190324115128p:plainf:id:helloyagies:20190324115128p:plain モンゴルでは、家畜の糞を燃料にして料理やストーブに使ったり、発酵熱を利用した床暖房にも使ったりするらしいし。ヤギ糞床暖房は、たいていのヤギ飼いさんがヤギ小屋で利用しているのでは?稲ワラとか食べ残した草の上にヤギがうんちとおしっこをすれば、完成~!ただただそれを積み重ねていくだけで発酵熱あったか~という床暖システム。f:id:helloyagies:20190323111828p:plain

 

しかし、このヤギ糞床暖、かなり不衛生というデメリットが。f:id:helloyagies:20190323060020p:plainニオイもするし、おしっこでジメジメした床がやぎーずにとって気持ちのいいものとも思えず、その上、溜まりに溜まったあとの始末はヤギ飼い3K!f:id:helloyagies:20190322113058p:plainf:id:helloyagies:20190322150733p:plain 我が家では、お世話するほうもお世話されるほうも快適でありたいので、この方法は採用してません。ちなみにヤギ飼い3Kは、キツイ・キタナイ・クサイ作業のコト。ヤギはできるだけ快適に、清潔に、持続可能な形で飼いたいもの。やっぱりヤギとヒトの衛生と健康が第一。

 

けど、日本でも、昔は馬糞を乾燥して燃料として使ったそうなので、ヤギ糞も直接『燃料として燃やす』という使い方なら、試す価値はありそう~。乾燥の手間はかかるけれど、『ヤギ糞ペレットストーブとかf:id:helloyagies:20190321062700p:plain『ヤギ糞BBQ』とかf:id:helloyagies:20190321062700p:plain 我が家でいつか実験したらご報告します~f:id:helloyagies:20190320104007p:plainf:id:helloyagies:20190320105442p:plainf:id:helloyagies:20190321054951p:plain

 

f:id:helloyagies:20190325200931p:plain 堆肥としてのヤギのうんち f:id:helloyagies:20190325200931p:plain

最後に、我が家でのヤギのうんち利用法です。特別なことは何もありません。直接、森や畑や草地にお返しするだけ。ヤギ糞は大量でなければ発酵不要。畑や草地にそのままバラまいてOK。なぜかというと、野生動物がだたくさん暮らす自然度の高い環境には、うんちが土に還るために大~きな力を貸してくれるちっちゃな虫がたくさんいるから~f:id:helloyagies:20190320102211p:plainf:id:helloyagies:20190319100951p:plain(再び、チコちゃん風。)

 

その中でもリーダー格は『糞虫(ふんちゅぅ~)』!ネーミング、そのまんまっ!要は、食糞コガネムシ。動物の糞に群がって、食べて、粉々にして土と同化するまで分解してくれる虫たち~!ためしにコンクリートの上にやぎーずのウンチを置いて観察すると、どこからともなく糞虫が集まってきて、ほんの半日もたたないうちに土のようになるまでカンペキに分解してくれました。感動~!f:id:helloyagies:20190323105130p:plainf:id:helloyagies:20190322144954p:plain

(夏になったら糞虫が分解する前の写真をとってアップしますf:id:helloyagies:20190324115128p:plainf:id:helloyagies:20190405221853p:plainf:id:helloyagies:20190319101418p:plain

そして、うんちがすっかり粉々になると、みんな一瞬で姿を消します。

(夏になったら糞虫が分解した後の写真をとってアップしますf:id:helloyagies:20190324115128p:plainf:id:helloyagies:20190405221853p:plainf:id:helloyagies:20190319101418p:plain

 

奈良公園だって鹿が毎日何トンものうんちをするけれど、糞虫が分解してくれるから、公園管理者である奈良市は鹿の糞処理に税金を使うことがないんだそうです。この北の島、北海道だって昔は一群れ万単位のエゾシカが毎日糞をしていて(エゾシカだけじゃないけど~)、数十メートル先すら見通せない巨木の森があって、鮭鱒が何段にも重なって大河川を埋め尽くすような環境がなりたっていたワケで。今でもモチロン、動物の糞を発酵させたり森を耕したりする必要はナシf:id:helloyagies:20190323105130p:plainf:id:helloyagies:20190323110145p:plainf:id:helloyagies:20190323105750p:plainf:id:helloyagies:20190323111828p:plain

 

ちなみに、我が家でも初めの頃は『糞を土と混ぜなきゃいけないんだ』と思い込んでいて、冬の間中、糞を小山状に積み上げてました。春になってそれを土と混ぜなきゃと思いつつ横眼で見ながら、そのまま放置プレー。『家畜糞で堆肥づくり!』なんていうと、糞のほかに、枯葉だとか、糠だとか、雑草だとか、水だとか、発酵促進剤だとか、いろんなものを混ぜて定期的にひっくり返すらしくて・・・、なんだかスゴク大変そうで。。。。そのうち、その小山からわんさか元気な野草が生えて、それをまたやぎーずが食べてくれました。結局、糞を小山にするとか、糞を土と混ぜるとかいう作業、やらなくていいんだ!ってコト、そんなふうにしてやぎーずと虫と植物が教えてくれました~。f:id:helloyagies:20190330224653p:plainf:id:helloyagies:20190330224708p:plain f:id:helloyagies:20190319105213p:plain

 

自然度が低くて糞虫の少ない環境だと、確かにうんちの形はなかなか崩れずに残ってます。雨に濡れると崩しやすくはなるけれど、でも、我が家ではあえて崩しません。糞の形が溶けずに残っているということは、栄養がゆ~っくりと時間をかけて土へ浸みんこんでいくということ。溶けやすい成分から先に溶けだすので少しずつうんちを追加するだけOK。ヒトと環境にやさしいやぎーずのうんち、やっぱり優秀ですf:id:helloyagies:20190320102211p:plainf:id:helloyagies:20190325225828p:plainf:id:helloyagies:20190330214413p:plain

 

へこんでるところへ平らになるように少しずつ入れて、あとはしばらくまいてなさそうなところとか、酸性度の高そうな植生のところへテキトーにうっすらとばらまくだけ。そのうち、虫の少ない痩せた土地でも、いつのまにか糞虫やミミズがやってきて、だんだんと虫の多い豊かな土壌になります。やぎーずと虫たちのコラボにぜ~んぶお任せの撒くだけ循環システム、ぐうたらな我が家にヤギ糞堆肥はぴったりです~f:id:helloyagies:20190320105547p:plainf:id:helloyagies:20190328112500p:plainf:id:helloyagies:20190319093019p:plain

 

ヤギのおしっこについては下の記事でどうぞ~。f:id:helloyagies:20190814130006p:plainf:id:helloyagies:20190814125819p:plain

f:id:helloyagies:20190714075643p:plainf:id:helloyagies:20190714075643p:plainf:id:helloyagies:20190714075643p:plain

helloyagies.hatenablog.com