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ヤギを飼うにあたっての我が家の大仕事。 それはヤギにとって安全な環境の整備。 ヤギを飼ったら、もちろん草食みしてもらって、時々は一緒に森の中をお散歩した~い ヤギがうしろをついて来てくれたら嬉しいな~。
目次
- 我が家の環境でヤギと安全に暮らせるのか~?
- 手始めに、草地エリアの植生管理
- 次に、森の散策路を再整備
- ムズカシイのは、野生生物との共生
- 問題は、不法侵入者や人工的な大きな音
- 最後に残るは、隣地のゴミや危険な人工構造物
- 【まとめ】
我が家の環境でヤギと安全に暮らせるのか~?
我が家の敷地には森と丘とほんの少しの草地があります。
獣道とヒトの散策路以外はほとんどがヤブ状態で、植生はとにかく多種多様。
あらゆる野生生物が暮らしていて、いろんな声も聞こえます。
声と言えば、人工的な大きな音や不法侵入者もたびたび。
近くに住むヒトはいないから迷惑をかけることはなさそ~。
お隣の敷地には倒壊しそうな建物があったり、ガラスやゴミも散乱。
古井戸や排水溝なんかもあったりして~。
手始めに、草地エリアの植生管理
ヤギを飼い始める前にしたコトは、ヤギに草食みしてもらいたい草地エリアの植生コントロール。ヤギがお腹を壊すような有毒植物と、ヤギやヒトが怪我しそうなトゲトゲがひどい植物を除去しました。実際にヤギを飼ってみると、ほかにもヤギのイヤがる植物があるっていうのがわかったので、それも少しずつ除去。それでも草食みしてもらうときは毎回その周辺の植生チェックをしてから。 完全な除去はむずかしいので繋ぎ飼いが一番安心。
次に、森の散策路を再整備
ヤギとお散歩ができるように森の植生も再整備しました。草地部分と同じように、散策路両脇に生えている有毒植物やトゲトゲ植物もできるだけ除去。本来の自然の植生を破壊しないようにバランスをとるのが難しいところ。それでも、散策路沿いには毒やトゲのある植物がところどころ残ってるので、そんな場所を通るときは、ダ――ッシュ 寄り道しないか毎回ドキドキ~!だけど、飼い主が走れば『待って~!』とついてくるヤギの可愛い習性はかなり使えます。
ムズカシイのは、野生生物との共生
野生の生き物を管理するなんてできるハズもないし、本来の自然の生態系をヒトの都合で急激に変化させるとロクな事が起こらないのでNG。そうは言っても、野生動物と自然環境を共用することで、ヤギやヒトの健康が損なわれる状況は、できることなら避けたい。。。
とりあえずは、ライム病なんかの病原体を運ぶ小さな生物『マダニ』の対策。北海道で一番たくさんのマダニを広範囲に運ぶのは大型動物のクマとシカ。彼らと直接接触することがないよう一定の範囲を電気牧柵で囲いました。結果、電牧によるマダニ生息数の減少効果は大 タヌキやキツネ、野良猫、イタチ科、ネズミなんかの小動物は下をくぐれるので自由に行き来してますが、これはショーガナイとして。
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(我が家で使ってる電気牧柵はガラガー製品。絶対オススメ!電気柵のメリット&デメリットは『ヤギ除草のための環境整備』の記事でどうぞ~。)
それでも、小型の肉食野生動物やワシタカ類を必要以上に寄せ付けない最低限の工夫は必要。仔ヤギが生まれたら食べられちゃうかもしれないから~対策の1つとして、魚なんかの生ごみはきちんと処理して堆肥場にまくことに。我が家のやり方は簡単。生ゴミを細かく砕いて木灰とヤギの糞尿を混ぜるだけ。やぎーずの糞尿にまみれた超アルカリな危険食品は、さすがのカラスもつつくのを諦めます。
問題は、不法侵入者や人工的な大きな音
ここ北海道は不法投棄や銃を持った不法侵入者が多い地域なので、監視カメラや立入禁止看板を設置しました。 彼らの接近は野生動物とは全く次元の異なる恐怖。ヤギもヒトもガクブル~。 我が家では物音や声がすればすぐにやぎーずとお互いの姿を確認できるよう、ヤギ小屋を家のすぐそばに設置しています。我が家の恐がりやぎーずは、頭上を飛ぶ軍用機や道路から聞こえる大型車や工事車両の音にもオロオロします。これはさすがにどーしようもないので音が過ぎるのを待つのみ。。。
最後に残るは、隣地のゴミや危険な人工構造物
これは電気牧柵で分断することによっておおまかに解決できました~。ゴミが落ちてるとヤギが間違って食べてしまうかもしれないし、ガラスや金属は踏むと足を怪我して破傷風に感染する可能性が。浮石ですってんころりんするような我が家の運動音痴やぎーずの場合、溝にずり落ちて足を捻挫するのも心配。一旦キレイにした場所でも、風でゴミが飛んで来ていないか、不法投棄されていないか、目を光らせます。
こんなふうにして、ヤギを飼う前に始めたやぎーずのための安全な環境づくりは、飼い始めた今も日々続いています。目指すは、 ゴミがなくて、毒やトゲのある植物が少なくて、感染症のリスクが少なくて、不審者も入って来にくい環境~ 結局それってヤギだけじゃなく、ヒトにとってもより安心安全で快適~ 日々の環境整備についてくわしくは下の記事でどうぞ~。
ヤギにとっての有毒植物、ヤギにとって危険な植物、ヤギにとっての天敵、などについてもそのうち書いてみたいと思います~!
【まとめ】
ヤギを飼う前に、ヤギにとって安全な環境づくりをしたら、
電気牧柵が効果絶大!というコトがわかった。
ヒトにとってもより安心安全快適な環境になった。
完全にはできないので、つなぎ飼いしたり、ヤギの習性も利用。