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我が家でヤギを飼うことにしたのはズバリ除草のため。敷地に草木がわんさか生えているからぁ~!(チコちゃん風に)
けど、せっかくヤギを飼うならもうちょっとガンバってもらって一石二鳥にいや、一石何山羊にもならないかな~ヤギを飼う目的、いろいろあってもいいんじゃない
我が家で思いついたヤギの利用方法はこんな感じ。
除草用
堆肥用
乳用
肉用
毛用
皮革用
角用
愛玩用(ペット)
観察用(動物園など)
実験用(医学実験など)
繁殖用(ブリーダー)
レンタル用
除草用
ヤギと言えば、一番に思いつくのは草食み。 ヤギの草食みといえば、最近流行り(?)のエコ除草。我が家のやぎーずも草刈り隊として活躍してくれます。“一応”。
“一応”というのも、やぎーずを草刈り隊として上手に使うにはなかなかの手間や工夫がいるわけで~。 自然や生き物は人間の思い通りにはならないわけで~。
除草についての記事一覧はコチラです~。
堆肥用
草はみすれば必ず出てくるのが、うんち 💩💩💩
牛の糞は、1頭1日約40㎏。 大量な上に発酵処理しないと畜産公害に直結します。実際に北海道では牛をたくさん飼い過ぎて海が弱ってますから~。(※原因は複合的ですが。)
ヤギの糞は、発酵させなくてもすぐに使えるレディメイド(既成)堆肥。こんな優れもの、家庭菜園で使わない手はナイ
ヤギのうんちのコトは下の記事にまとめました~。
乳用
本州でも北海道でも牛乳が広く普及する前は、家でフツーに乳用ヤギを飼っていたそうです。 ヤギ飼いママさんもお母さんはヤギ乳で育ったんだよ~なんて母から昔話を聞いてました。
ヤギミルクを販売して利益を出すのが目的なら、ある程度の規模のヤギ牧場にして、搾乳機を使って搾乳する必要があるけれど、自家消費が目的なら1頭の手搾りでOK。
ヤギのミルクを毎日毎日そのまま飲むのはキビシイかもしれないけど、 チーズやバターやアイスクリームなんかの乳製品をつくったり、 クリームシチューとか料理につかったりもできるしぃ~。
ただし、ヤギは出産しない限り泌乳しない、つまり赤ちゃんを産まないとミルクを出してくれないし、妊娠しなければ赤ちゃんは産まないし、雄がいなければ妊娠もしない。雌ヤギ1頭だけ飼っていてもミルクの利用はできないのでどうやって赤ちゃんを産んでもらうか生まれた仔ヤギをどうするかというのがネックになるところ。
そこさえクリアできれば1年のうち半年くらいはスーパーで売られてる添加物入り乳製品とサヨナラ~
ヤギの搾乳方法は下の記事をご参考に~。
肉用
生まれてきた仔ヤギ、どうする?という問題があるならお肉としてありがたく頂くことで解決
特にオスが生まれると残念がられるかもしれないけど、牛だって種付用にキープする以外の男の子はみ~んなお肉としておいしく頂いてるワケで~。 ヒツジならオスでもメスでもお肉にさせてもらってるし~。 ヤギを飼うことに決めて初めて知った沖縄のヒージャーというヤギ肉文化。北海道にも古くから仔熊を飼って少し大きくしてから頂くという食文化があり。
動物性たんぱく質を摂取しないと生きていけないヒトがヤギをお肉として利用させてもらえる!って考えたら女の子より男の子がたくさん生まれることも、ぜ~んぜん残念じゃないッ
毛用
ヤギの種類を調べたとき、毛用の『アンゴラヤギ 』というのが登場。毛を利用できるのはヒツジだけじゃない!ヤギの毛だって使えるんだー マフラーやセーターの素材で有名なあのモヘアやカシミアがヤギの毛だということを初めて知りました。
そこで、我が家でもブラッシングで抜けたやぎーずの毛を利用して毛糸を紡いでみたいと思ってます。
あと、ヤギの毛で筆も作れるらしい。いずれヒゲで挑戦してみようかな~。
ヤギの毛やブラッシングについてはコチラの記事でどうぞ~。
皮革用
ヤギをお肉として頂くときは感謝を込めて、できればムダなく体のすべてを利用できるのが理想。
ヤギの皮だって、なめせばセーム革に。裏を起毛にすればスエードに。
ジャケットや靴やカバンや財布、高級ブランド品よろしくのヤギ革製品が自作できるかも~!
角用
草食動物の角は、肉食のわんこが好き好き~!ヤギの角があればガムいらず。
昔からある有名なお薬「救心」には、鹿の幼角を粉末にしたもの(鹿茸)や「サイガ」というヤギの角を粉末にしたもの(羚羊角)が入っていて。それぞれ強壮作用と鎮静作用があるそう。
きっと日本にいるヤギの角だってそれに類する薬としての効能があるにちがいない! だれか日本にいる山羊角の成分と効能、調べてくれないかな~。
ヤギ角のカット方法はこちらの記事でどうぞ~。
愛玩用
ヤギの癒し効果は絶大 だから、最近はヤギを純粋に愛玩用として飼うのが流行ってるみたいです。いわゆるペットヤギ。 ヤギ飼いママさんもヤギ飼いパパさんも完全にヤギの可愛さにとりつかれてます。
英語で言うdomesticated animal、つまりヒトに飼いならされた動物の「ヒトを癒す」という能力。これって家畜の大事な役割の1つ。 ヒトの役に立ったり、ヒトに好かれたりすることで、ヒトに庇護された状態を維持して種の保存を可能にする、家畜としての最大の生存戦略。
野生種のヤギを新たに家畜化するのは難しいかもしれないけど、長~い時をヒトと共存してきた種類のヤギの媚び力は、ホントにスゴイ
かわいい(と飼い主が信じている)ヤギの写真記事はコチラです~。
観察用
観察のためのヤギの利用は動物園などの生体展示で観察してもらうお仕事。 曲芸ができるヤギなら、動物園のショーやサーカスでのお仕事も。おとなしくて社交的で度胸のすわったヤギであれば、ふれあい動物園や移動動物園でのお仕事が可能。
残念ながら、超ド級の怖がりで運動音痴な我が家のやぎーずに、この業務は勤まりません。
実験用
ヤギに限らず昔からいろんな動物がヒトの都合で実験に使われてます。
ずいぶん前のことですが、ヤギ飼いママさんがお世話になった某施設でも、ネコにエイズウイルスを植え付けて治療法を試したり、ハンマーで足を砕いて骨折治療の練習をしてました。
ヤギの場合は、シバヤギがよく実験に使われるそう。 それで命が救われた人や動物がたくさんいるかもしれません。
人体実験や動物実験の上に今の医学技術や病院がなりたっているとはいえ、倫理的に議論の余地はアリ。
繁殖用
ヤギを増やして販売するブリーダーとしてのヤギ利用。
ヤギの繁殖は雄ヤギと雌ヤギさえいればカンタン。
ただし、 近親交配しないための知識と対策や多頭飼育のリスク管理などが必要。
ただ可愛いだけで無計画に増やすと、最終的には多頭飼育崩壊に陥って周囲の人やたくさんのヤギに迷惑をかけるのでNGです。
ヤギの繁殖についての記事一覧はコチラ~。
レンタル用
ヤギのレンタルも最近流行ってるようで我が家でも検討しました。
ヤギを貸し出すとすれば、用途は除草、搾乳、愛玩、繁殖、観察、実験など。
でもこのお仕事、極度のさみしん坊で小心者な我が家のやぎーずには到底ムリでした~。
【まとめ】
ヤギを飼う前に、ヤギの利用方法について考えたら
家畜のヤギにはいろんな可能性や有用性があると確信した❢
※ヤギに強度のストレスを与えるような利用方法や、体の一部のみを利用する目的でヤギの命を奪うような利用方法は、我が家的にはNGです。