5歳にしてようやく経産山羊となった我が家のむぎちゃん。経産(けいさん)とは、つまり『お産を経験した』というコト。ちょー貧乳ヤギのむぎちゃんも、出産の直前直後だけはちゃんと立派なおっぱいになりました。
今日は、出産から間もない頃のむぎちゃんの写真とともに、経産ヤギのおっぱいについて書いてみましょ~。
お母さんヤギのおっぱいって、どんなおっぱい?
ヤギのおっぱいは左右に2つ。後ろ足のすぐ内側にあります。ミルクをためるタンクのような乳房(にゅうぼう)が2つに分かれていて、それぞれの乳房に乳頭(にゅうとう)、つまりヒトでいう乳首が下がってます。
乳房の上のほうがミルク生成工場になってて、乳房の下のほうでミルクを貯留。そして、乳房にたまったミルクは乳頭の先端の乳頭口(にゅうとうこう)から出てきます。
写真は、左真横から撮ってるので、見えてるのは左側の乳房と乳頭。右側の乳房や乳頭は見事に隠れてます~。
ザーネン種とかの大柄なヤギさんなら乳頭の長さは指3~4本くらいあるようだけれど、むぎちゃんは小柄な上に貧乳なので、乳頭もミニサイズで3㎝くらい。ちっちゃ~っ!
乳頭や乳房の色は、ザーネン系の白ヤギさんならきれいなピンク色だけど、有色ヤギだと暗い色が多いみたいです。有色むぎちゃんの場合はというと、『えッ?鬱血?? 壊死してる???』って心配になっちゃうような暗~い紫色。
ヤギのおなかはもちろん毛むくじゃらだけど、乳房とか乳頭にもけっこう毛が生えてます。乳しぼりしてると、ちょこちょこ抜け毛が混入しちゃいます~。
むぎちゃんのおっぱいでおもしろいのは『副乳(ふくにゅう)』。メインの乳頭はもちろん2つなのですが、それぞれのすぐ前側に、乳頭よりさらにちっちゃ~いオマケみたいな乳頭モドキがついてます。
副乳はトカラ系のヤギによくついてくるらしいのですが、はてコレ、どんな役割があるのでしょ~?副乳を触ろうとすると、むぎちゃんは全力で『ヤメテ~』なので、その副乳からミルクが出るのかどうかも・・・ナゾのまま。一度でいいから副乳しぼってみた~い。
ということで、次回はヤギの搾乳について書いてみます。
未経産山羊だった頃のむぎちゃんのおっぱい写真は下の記事でどうぞ~。